日本の高度成長時代には、黒煙を上げ、槌音を響かせながら「高く、大きく」延びてゆく近代産業は時代のヒーローでした。 時は遷り、世界有数の先進国となった日本は「ゆっくり、静かに」を美徳として、かつての繁栄を支えた鉄とコンクリートの遺物を過去の汚点のように葬り去ろうとしています。 そんな消えつつある前時代のヒーローたちへのレクイエムを、大量生産、大量消費の象徴としての飲料ボトルに重ねて描いています。 (石膏、モルタル、アクリルカラー、ミクストメディア)
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